五郎島金時に含まれる栄養素を解説！
さつまいもは、主食、おかず、スイーツとして使う事ができるとても万能な野菜です。
アレルギーになる可能性が少なく、食べる人を選びません。
赤ちゃんからお年寄り、ペット(ワンちゃんや猫ちゃん)も食べれます。
また身体に必要な栄養成分をバランスよく含んでおり、1日に必要な栄養素の大半を補える準完全栄養食のひとつとして有名です。
準完全栄養食とは？
生きていくために必要な栄養素は、「たんぱく質」「炭水化物」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」の5つと言われています。
この5つの栄養素を不足なく含んでいるものを完全栄養食と呼び、不足があるものを準完全栄養食といいます。
完全食は加工品が多いのですが、準完全食は日常的に食べている自然から成る“身近な食材”が多いです。
準完全栄養食の食材には、玄米、トマト、ブロッコリー、ヨーグルト、納豆等が挙げられます。
その中でも、さつまいもはトップクラスといわれるほど栄養価が高く、栄養バランスがよい食材です。
五郎島金時の栄養素
▼五郎島金時の焼き芋の100ｇあたりの栄養素(実数値)です。
100ｇは一般的なサイズのものより、一回りほど小さいイメージです。
| 成分名 | 実数値 | 一日の摂取基準(男女により異なる) |
| エネルギー | 155kcal/100g | 2,000～3,000kcal |
| 炭水化物 | 38.4g/100g | 50～65ｇ |
| たんぱく質 | 0.9g/100g | 50～65ｇ |
| 糖質 | 0.8g/100g | 20～30ｇ |
| 食物繊維 | 4.7g/100g | 15～20ｇ |
| 葉酸 | 50μg/100g | 240μg |
| ビタミンC | 13mg/100g | 100mg |
| ビタミンA | 35μg/100g | 650～900μg |
| カリウム | 500mg/100g | 2,000～2,500mg |
| カルシウム | 22mg/100g | 650～800mg |
| マグネシウム | 21mg/100g | 270～370mg |
| リン | 75mg/100g | 800～1,000mg |
栄養成分と効能
①炭水化物
三大栄養素のひとつ。
体や脳を動かすエネルギーの元となる役割があります。
摂取が不足すると体力がなくなったり、やる気が出なくなります。
②たんぱく質
三大栄養素のひとつ。
アミノ酸によって、筋肉、内臓、皮膚、髪の毛、骨などを構成します。
生命の維持に欠かせない様々な機能において重要な役割を担っています。
③糖質
三大栄養素のひとつ。
体を動かすために使われ、体温を保ったり、脳のエネルギー源になったりする重要な栄養素です。
不足するとエネルギーが足りなくなり、疲れやすさや集中力の低下などが起こります。
④食物繊維
食物繊維は大腸まで達するため、便秘の予防をはじめとする整腸効果だけでなく、血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下などに効果的です。
日本人に不足している栄養成分なので、積極的に摂取しましょう！
⑤葉酸
葉酸は、必須アミノ酸である「メチオニン」に変換するための酵素反応をサポートしています。
メチオニンはタンパク質の合成に必要な物質であり、細胞分裂の核となるDNAの合成にも関与しています。つまり、 タンパク質やDNAの合成に必要なビタミンといえます。
⑥ビタミンC
ビタミンCは、体内の老化や酸化を抑えたり、シミの原因となるメラニン色素の無色化、動脈硬化の予防、抗ストレスホルモンの生成、鉄の吸収促進、コラーゲンの生成や免疫力の亢進、アルコールの分解や肝臓の解毒作用などの効果があります。
⑦ビタミンA
ビタミンAは、目の健康に関わっている重要な栄養素です。不足すると角膜や目の粘膜が傷ついて視力が落ちたり、暗いところでものが見えない「夜盲症」になったりするリスクがあるのです。
皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素としても重要なはたらきをしています。
⑧カリウム
カリウムは、人体に必須のミネラルのひとつで、細胞の浸透圧を維持・調整したり、水分を保持したり、ナトリウムを身体の外へ排出したりするのに重要な役割を果たしています。
⑨カルシウム
カルシウムはミネラルの中でも最も多く体内に含まれている栄養素で、体重の1.5～2.0％を占めるといわれています。
カルシウムの働きとしてもっとも代表的なものは骨や歯の構成成分としての役割です。
体内に含まれるカルシウムの99％は骨や歯などの硬組織に含まれます。
⑩マグネシウム
マグネシウムは、健康な骨の維持や、体内のさまざまな代謝を助ける機能を持つ大事なミネラルです。酵素の活性を助ける働きがあり、筋肉の収縮や神経伝達、体温・血圧の調整などにも関わっています。
⑪リン
リンは骨や歯の正常な発達に不可欠な成分で、骨や歯を構成しています。
浸透圧の調節、心臓や腎臓の機能の維持、神経伝達などにも関与しています。
まとめ
さつまいもは健康維持に必要な栄養成分を多数含んでいます。
そのなかでも食物繊維やビタミンCなど、女性に嬉しい美肌効果が期待できる栄養素が多いのが特徴です。
食べ応えがよく腹持ちも良いので、ダイエット食材としても一目おかれています。
栄養素が多い分、食べ過ぎるとカロリーの摂り過ぎとなりますので注意しましょう。
身体の健康のためバランスのよい食事を心がけましょう！