「かわに」がどうして加工をはじめたのか?その理由はこんなことがきっかけでした。

皆さん、こんにちは!

令和3年の五郎島金時収穫が終わり、ようやくホッとできると思ったのもつかの間、

石川県金沢市五郎島地区でもここ1週間はゴロゴロ~ピカッッ!!!と突風や雷、横殴りの雨…

こちらではこの雷を「鰤おこし」と呼んで、これからの季節おいしい寒ブリが獲れる時期がやってきた合図なんです。

でももう少しお天気を楽しみたかったなぁ~という気持ちもあり。。

でもね、ブリと五郎島金時を一緒に煮るとものすごくおいしいんですよ!

私は甘辛く照り煮したのが好きだなぁ♡

皆さんもぜひ、これから寒い冬に温かい五郎島金時料理、楽しんでくださいね!

 

さてさて、今日は「かわに」のお話です。

私たちは五郎島金時農家ですが、加工場も持っており、お菓子や焼き芋など五郎島金時の加工品を自社で作って販売もしています。

もちろんネットショップからもお買い物できますが、金沢駅には『農家屋かわに』という名前で直売店もあります。さらに金沢の観光名所、東山にはカフェもあるんですよ☆

 

↓金沢駅【農家屋かわに】

↓東山【農家屋カフェ】

 

どうして農家である私達が加工を始めたか。

それは、平成7年の阪神・淡路大震災がきっかけでした。

『かわに』の代表、河二敏雄は学生時代(18歳~22歳まで)を関西で過ごしました。

その思い出の地を突然襲った大災害。

写真提供:神戸市

 

すぐに援助物資として五郎島金時10トンを用意したのですが、

「その芋は被災地には送れない」と言われてしまいました。

理由は…生芋だから。

調理しないと食べられないものは、被災地の人達には届けられない。

 

この経験が、私達の宝物である五郎島金時で、「なにか人の役に立つものを作りたい」という思いにつながり、加工という新しい挑戦に踏み出すきっかけとなりました。

 

いざ「加工」となった時、目に留まったのが、曲がったり傷ついたり小さすぎたりするさつまいもです。

見た目は悪くても、手塩にかけて育てた芋たち。

このB級品といわれる五郎島金時を有効利用しようと試しに焼き芋にしたところ、これがとても好評でそのうちお菓子屋さんから「ペースト(裏ごししたもの)にしてほしい」と要望をいただくようになり、それに応えるようになりました。

いつの間にか口コミで県内外のお菓子屋さんに広がり、「五郎島金時焼き芋ペースト」は かわに の主力商品となりました。

その流れで「農家にしかないスイーツ、五郎島金時農家だから作れるお菓子」をコンセプトに菓子製造を始めました。

やはり「五郎島金時のおいしさを知ってもらう」きっかけとして、今でこそ耳にするようになった「ファームトゥテーブル(畑から食卓へ)」を地でいくようになったのです。

↓かわにの焼き芋

↓五郎島金時のお菓子

この加工した五郎島金時のお菓子は、今ではたくさんの方に愛していただき、様々な場所で食べていただけるようになりました。

これからも安心・安全でおいしい「五郎島金時」をお届けできるように精進いたします!

 

今日はちょっと真面目な話でした^^

もっと「かわに」の話も深~く掘っていくので、

ぜひまたこのブログにも遊びに来てくださいね。